ハーネスに関する特別教育について

高さが2m以上の高所で、作業用の足場が設置出来ない様な場所は転落の危険が出て来ます。

そういった難しい場合には作業員はフルハーネス型墜落防止用器具を使う事になりますが、それには使い方の詳細を熟知している必要があります。

その為の特別教育が技術技能講習センターで受けられます。

主な該当地域は東京と千葉、神奈川になっていて、他にも登録講習機関が幾つかあります。

正式名称は墜落制止用器具使用従事者特別教育と言います。

フルハーネス型安全帯使用従事者講習会でも問題ありません。

申し込みは電話やネットでも随時受付しています。

講習内容は、作業に関する知識1時間と墜落静止器具に関する知識が2時間と設定されています。

後は労働災害防止の知識で1時間と関係法令が0，5時間、墜落静止用器具の使い方で1，5時間という設定です。

講習内容を全て受講する場合はDコースという事になります。

ハーネスを用いた作業の経験が無いか、6か月以下の人が対象になっており総時間は6時間になっています。

受講費は8000円と、テキスト費の800円の総額で8800円です。

ただ、経験が6か月以上あるという経験者の場合は関係する法令と労働災害防止の知識の単元だけのBコースで受講が出来ます。

この場合は受講費が5000円で総時間も90分で済みます。

テキスト代は掛かりません。

後は1度の講習会に参加出来るのは6名までという事も確認しておいた方が良いポイントです。

発行された書替を遺失してしまった場合には再発行処理も出来ます。

ネットで必要書類が簡単にダウンロード出来る様になっていますので、時間はほとんど掛かりません。